小学校1年生に向けて我が子の一番の理解者になろう!

こんにちは。
ずぼら母ちゃんこと渡辺さつきです。

少し前から「小学校1年生に向けて」についての記事を書いています。

今回は、小学校1年生に向けて保護者が準備しておきたい事③として、「他の誰とも違う我が子」が困難になりそうなことを想定しておくことのすすめについてお話ししたいと思います。

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本で学んだことはあくまでも一般論。我が子と全く同じことはあり得ない。

前回、是非当事者の方の書かれた本を読んでみてくださいという事を書きました。

それによって、定型発達の私たちとはまるで違う世界を知ることができて、我が子の置かれている現状について想像がしやすくなるという事をお知らせしました。

 

「もしかしたら、こんなこともあるかも」という視点はとても大切ですよね。

その視点がないと、見落としてしまう事がたくさんあるので。

 

さて、

こうして、何冊か当事者の方が書かれていることを頭に入れたうえで、やっておきたい事。

―それは、我が子にはどんな困難があるのかを具体的に想定することです。

そうすることで、我が子の一番の理解者になることができます。

どんなことに困りそう?

自閉症スペクトラムの子どもたちは、環境の変化に弱いことが知られていますよね。

これは、自分が知らない要素がたった1つ加わることで、一連の動きがそこでストップしてしまう事があるということが要因になっていると考えられます。

私たちが考えている以上に、苦手な分野の応用が利きにくいんですね。

もちろんそれ以外にも要因は複数ありますし、それらが複雑に絡み合ったりしているわけですが、でも、そういう単純なことだけでも、全く出来なくなってしまうという事が想定できるわけです。

 

ちょっと前に紹介した、家で手を洗う事が出来るのに、学校では出来なかったお子さんのケースがこれですよね。

親御さんの見ている前では何の問題もなく手を洗えているものだから、手を洗う事は簡単にできると親御さんは思い込んでいたわけです。

でも、実際には学校で出来なかった。

正確にいえば、手を洗うこと自体はできていたけれども、蛇口をひねれなかったため、手を洗うところまで到達しなかったわけです。

 

こうしたことは、どんな子のケースでも起こりうることですよね。

 

では、どうするか・・・

いろいろな体験をさせると見えてくることがある

いろいろなところに行って、いろいろな体験をさせることで、これから起こるであろう困難な場面を想定するに尽きる・・・これが、周りの大人にできることだと思います。

そうすれば、予想がしやすくなると同時に、基礎的なスキルを積み上げることもでき、出来ることをより多く増やしていくことができるわけで、まさに一石二鳥。

(お子さんによって、いろいろな体験をすることが落ち着かなさにつながることもありますので、あくまでもお子さんに合う場合はという事です。また、今はまだその時期ではないけれど、1年後には様々な体験をさせたいという時期になることもあります。個々の様子にあったサポートをしてくださいね!)

 

でも、
非定型発達の子どもと過ごしていると、場合によっては、何となく行くのをためらっちゃう場所とかってありますよね。

少なくとも、私の場合はそうでした。

もしかしたら騒ぐかもとか、どこかに行っちゃうかもとか、いろんなことを考えて、なんだか億劫になってしまって。。。

でも、そうもいっていられないと、幼稚園の夏休み頃から腹をくくって、私にとって行きやすい場所から、どんどん活動の場所を増やしていったんです。

 

はじめのうちはかなり疲れましたが、だんだん家族みんなが慣れてきて楽しくすごせるようになってきました。

何事も経験だなぁと実感しましたよ(^^)。

いろんなところに行って、いろんな体験をさせることを心がけた幼稚園時代

我が家では、幼稚園時代から、いろいろなところに連れて行って、いろんな体験を積ませてきました。(幼稚園入園前は、児童デイサービスでいろいろな体験をさせていただきました!)

正直、入園当初は幼稚園の生活に慣れるのに一生懸命で、逆にあまり刺激を与えたくなかったので、連れまわさなかったんですが、夏休み頃からは積極的にいろいろなところに連れて行きました。

 

柚樹がどんな感じで行ったのかをご紹介します。

 

まかいの牧場

まかいの牧場は幼稚園の時から、今年の夏まで、もう本当にとてもお世話になっている場所です。

乗馬体験ができたり、動物に餌をあげることができたりと、体験型の牧場でうちの子どもたちはみんな大好きです。

クラフトやお料理などの体験もできたりして、何度行っても楽しめます。

 

動物に餌をあげるのに、どんな様子になるかな。(はじめのうち、馬に餌をあげるのはビビると思いますが、だんだんできるようになる過程が頼もしく感じます)

餌を買うための自動販売機を自分で操作できるかな。

乗馬体験で順番を待てるかな。

小動物を優しく扱えるかな。

手を洗う事がスムーズにできるかな(自宅の蛇口とは違っても大丈夫かな^^;)。

クラフトやお料理などの説明は聞いているかな。

様々な体験の時の手つきはどうかな。

興味ある対象に気を取られて、迷子にならないかな。

動物にアレルギーはないかな。

 

などなど、いろいろなことが観察できます。

もちろん、まかいの牧場じゃなくてもいいんです。

体験型の牧場だとこんなことができますよっていう例としてみてくださいね。

 

上野動物園

上野動物園には、電車とバスで行きました。

普段は楽なので車で動いちゃうことが多いのですが、あえて電車とバス。

電車やバスの中で、どんな様子になるかも観察したかったし、そういう体験もさせたかったからです。

また、まかいの牧場とちがって、ただ見るだけの動物を前にして、どんな様子になるかも見たかった笑

結果、とても楽しめました。

 

電車やバスに乗っている間の様子はどうかな。

ホームで待っている時の様子はどうかな。

動物園の中、しかも混雑している中で、落ち着いて行動できるかな。

いろいろな動物を見て、どんな様子かな。

帰りの疲れている時に、どんな様子になるかな。

切符を自分で買ってみる体験をしよう。

ディズニーランド

ディズニーランドには夏休みに行っていました。

暑い中で、長い行列を待つことができるかなど、いろいろ観察できました。

ちなみに、いまだに一番好きな乗り物はIt’s a small worldという平和主義の柚樹です。

 

周りに興味深い物がたくさんある中で、落ち着いて行動できるかな。

アトラクションの長い待ち時間を落ち着いて過ごせるかな。

レストランの中で、お行儀よく食べられるかな。

メルヘンな世界を楽しめるかな。

どんな乗り物が好きかな。

 

スキー

何年か計画で、スキーができるようになりました。

はじめの年は、そりで遊びました。

今では、純粋にスキーだけしに行っていますが、小さい頃は泊りがけで行って、旅館での過ごし方などの様子も観察していました。

スキー場で

雪で遊ぼう。

そりで遊んでみよう。

スキーをしてみよう。

体の使い方はどうかな。

スピードを怖がらないかな。

 

旅館で

家以外の部屋でくつろげるかな。

いつもと違う場所で寝られるかな。

大浴場の使い方は大丈夫かな。

毎年行っていたのは、白樺リゾート 池の平ホテルっていうところです。

ホテルを出たすぐがゲレンデなので、すごく使い勝手がよかったんですよね。

疲れたらすぐに部屋にもどれるし。

家族連れも多いから、気兼ねしなくていいし。

お風呂も、露天風呂が水着で行く場所で、家族全員が集合できるところが楽しかったんです。

設備なんかは古くて、すごく快適って感じでもないかもだけど、我が家のような使い方をしたいなら、すごくいい。

かなり何年間も毎年行っていました。

今はゲレンデが物足りないと思うので行かないんだけど、いまだに柚樹は行きたがりますよ。

いい思い出みたいです。

 

池の平ホテルには、一度だけ夏にも行ったことがあって、その時は遊園地に行ったんだけど、それはそれで衝撃的でした。

あまりにもレトロすぎて、笑っちゃう感じ。

いまどき見たことがないようなアトラクションだらけ。

でも、それがまた子どもたちには新鮮だったみたいで、やはり柚樹はいまだに行きたいと言う(^^;

まだ、あんなにレトロなのは残っているのかしら。

でも、すごく空いていてその点はよかったかな。

 

スケート

今はなくなった行事なんですが、柚樹の行っていた小学校では昔、スケート教室があったんです。

はじめてのスケートが学校のスケートだと困るので、事前に何度か体験させていました。

 

スケート靴は借りられるかな。

スケート靴は履けるかな。

氷の上に出られるかな。

とにかく、スケートを体験しておこう。

 

科学館

ルールは守れるかな。

騒がずに楽しめるかな。

興味を持って体験できるかな。

 

アスレチック

遊具で遊べるかな

握力はあるかな

姿勢はどうかな

他の子どもと遊べるかな。

 

買い物(百均、マクドナルドなど)

自分でほしい物を選んで、買ってこられるかな。

お金を出せるかな。

店員さんの言う事がわかるかな。

 

まとめ

ずいぶん、字数を使って書いてきましたが、要するに普通のことを普通に体験させましょうという事で、特に難しいことをしたわけではありません。

でも、やろうと心掛けていないと、やらずにあっという間に4~5年過ぎてしまうんですよね。

タイミングも、お子さんによって違うと思います。

 

柚樹にやってみたことを紹介しましたが、別の何かに変えて全然違う事をしてくださっていいんです。

要は、

いろいろな場面でいろいろな体験をさせましょう。

それで、様子を観察して我が子の一番の理解者になったり、我が子の出来ることを広げたりしていきましょう。

ということです。

 

今書いたことは就学前にという記事で書いたことですが、もちろん就学前だけにすることではなく、ずっとずっとしていく方がよいことです。

是非長期的に、その時々にやった方がいいことを、遠慮せずに行ってくださいね。

 

「小学校1年生に向けて」についての記事を書きました。

順を追って書いていますので、是非見ていただけるうれしいです。

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  1. 通常学級か特別支援学級か、どちらを選んだほうがいい?
  2. 通常学級で必要な日常生活のスキル!
  3. 小学校1年生に向けて身につけたい学習に必要な力
  4. 小学校1年生に向けて関係機関を調べておくと安心
  5. 小学校1年生に向けて自閉症スペクトラムの特性理解を!
  6. 小学校1年生向けて我が子の一番の理解者になろう!(今回の記事)

小学校1年生に向けて我が子の一番の理解者になろう!” に対して8件のコメントがあります。

  1. マーメイド より:

    こんにちは。
    とてもためになる記事をありがとうございます。
    この記事も、本当にそうだ!頑張ろう!と力を頂きました☆

    元々子供が自然の中で五感を使って思い切り遊べるように、ということが大好きだったため、
    2歳ごろから野外自主保育に参加し、森や野原でお散歩、泥んこ遊び、焚き火焼き芋、野外料理、
    流し素麺、染め物、片道2,3時間のハイキング等親子で楽しく過ごしていました。

    子供の特性が分かってから、積極的に外の活動に参加する気持ちになれない時期もあったのですが、
    子供も親も外で楽しく様々な活動をすることが大好きなので、「特性があるから普通に参加できないのではないか。。」という思いは捨てて、子供の興味、関心を広げ、様々な体験をして心と体が成長していけるようにと
    心がけています。

    近くに大きなアスレチック公園があり、子供用のお料理、木工、機織り、革細工、染め物、陶芸、版画の
    アトリエもあり、乗馬や動物ふれあい広場も楽しめ、大型遊具やじゃぶじゃぶプール、こども美術館もあるため、様々な体験ができて楽しいです。
    第二の療育と呼んで月に3回くらい通ってます。
    娘はお料理アトリエが大好きで、1時間くらい、先生の指示を聞いて時にはお友達と協力しながら
    取り組んでいる姿を見て、好きなことなら集中もできるし、集団行動もしやすいんだなと感じています。

    好きなことから様々な力を伸ばしてあげたいですし、本人が苦手と思っている工作系も、
    楽しいアトリエで、革細工や木工をしてみて楽しい!嬉しい!という気持ちにもなっているので、
    そういう気持ちを育てていけたらと思います☆

    子供をよく見守りながら、苦手なこと等を発見し、一人で日常生活を送る力をつけていきたいです。

    記事を読ませて頂いて、これからの季節、スキーやスケートもいいな!と思いました(*^^*)
    ありがとうございます☆

    1. ずぼら母ちゃん より:

      こんにちは。
      とても恵まれた環境にいらっしゃるのですね。
      本当にうらやましいです♡

      野外活動や様々な体験を積極的になさっているのですね。
      その子育て方針に、本当に大賛成です。
      たぶん、第二の療育ではなく、第一の療育に据えてもいいくらいの、素晴らしい取り組みですね(^^)

      特性があるとどうしても「普通の子」たちの中に入った我が子を見ることがつらくなってしまう事があり、
      だんだん外に出られなくなってしまう親御さんも多い中、よくぞ活動を続けてくださいました!

      今、お子さんが著しい成長を遂げているのは、こうした土台の力があってのことです。
      これからの成長も楽しみですね。

      ご本人が工作を苦手と思っていらっしゃるとのことですが、「楽しい」と思って幼稚園のうちに様々な経験を積んでおくと、おそらく得意なもののうちの一つにできるのではないかと思います。
      楽しい事って、本当に伸びますからね!

      柚樹も、すごく苦手なのかなと思っていたら、1年経った頃にはやたらと得意になっていたりと、その変化が激しすぎて、とても楽しいです。

      また、マーメイドさんのお子さんは好きなことなら集団行動も取れるということなので、すごく良い成長の仕方をしていると思います。
      集団行動がとれない子どもさんに集団行動を覚えさせるのは、かなり大変なことですが、場面によって集団行動をとれるお子さんの場合は、出来る場面を広げていけばいいので、かなり段階としては上の方に来ていると思います。

      これからも、マーメイドさん自身が、お子さんとの活動を全力で楽しんでいくスタンスで、過ごしていただけたら嬉しいです。

      現実世界ではなくネットを通してなのは残念なことですが、マーメイドさんのような方と知り合いになれて、とてもうれしいです。
      私自身も、マーメイドさんに教えていただくことが多くとても感謝しています。
      これからも、コメント、よろしくお願いいたします。

      1. マーメイド より:

        こんにちは。
        ありがとうございます☆
        私も、本当にこのブログを通しての出会いに心から嬉しく思い、ありがたく思っています(*^^*)
        これからもどうぞよろしくお願い致します。

        就学前の準備の記事も、具体的で、なるほど!と思う事が多かったです。
        レディネスって本当に大事なのですね。
        学習を先に進めることでなく、幼児期に培うべき基礎の土台を十分に作ることを心がけたいです。
        具体物やゲームなどで楽しく遊びながら、数、言葉、図形に親しんで、巧緻性等も育てていけたらなあと思います。

        こどもちゃれんじ、とってもいいですよね!
        子供の興味が広がったり、マナーに関心を持って覚えたり、おもちゃで遊んでいるうちにしりとりや数の感覚、記憶力が身についたり。
        子供があまり興味がない分野も、ちゃれんじで届くと、読みたい!遊びたい!となるので、関心を広めたり深めたりするのがなかなか難しいな、、と思う中、とても助かっています。
        磁石もたくさん遊ばせておこうと思います(^^♪

        昨日は保育参観で、撃沈しました(;_;)
        周りの状況に合わせられない時があり、話したくなっちゃう、動きたくなっちゃう、という気持ちが抑えられない感じでした。
        友達にちょっかいを出したり、なんと、「バカ」とか誰に言うでもなく何度か言ってしまったり。
        話を聞くときも姿勢が崩れて机に身を乗り出したり。。
        やるべきこと、がきちんと分からず、自分のペース。
        ワールドが強くてお友達ともやり取りは二言三言話すくらい、一方的に関わろうとする。

        個別療育ではわりとできているし、発達検査も伸びてきて、友達への関心も増えているので、もうちょっと集団行動ができるんじゃないかなと思っていたのですが。。
        知的な遅れはなくても、自閉の障害程度としてはけっこう重いんだなと思いました。

        情緒の成長は、待つしかないのでしょうかね。
        もう少し少人数のグループ療育を入れた方がいいのかなとか、とりあえず個別で一対一の取り組みを確実にしていけばいいのかなとか、いろいろ考えがめぐります。

        できるだけ楽しく、子供のペースで、と心がけたいですが、課題満載で、子供も怒りやすい特性、マイナスなことを言いやすい特性で、日々様々なボディパンチを受け続けているような感じです。
        かわいいところ、笑顔で楽しく遊べることも多いので、できるだけいい時間をたくさん持てるよう何とか頑張りたいです。

        また記事を楽しみにしています☆

        1. ずぼら母ちゃん より:

          いつもコメントをありがとうございます。
          現役の教員として働いていた時には、いつも目の前には子どもがいて、その子どもを中心にして、保護者の方と支援者の私が実際に言葉を交わしていました。(当然ですが…)
          そのため、アドバイスなども保護者の方の表情などを見ながら具体的にできたんですよね。
          今は一方通行の要素が強いので、私の発信していることがどの程度、読んでくださる方にとって意味のあることなのか、分かりにくいんです。
          でも、マーメイドさんがコメントをしてくださるので、今は本当にありがたいです。
          出来る限り、有用な情報の提供ができるようにしていきたいと思っていますので、今後も率直なご意見や、ここが知りたいというご要望を出していただけるとありがたいと思っています。
          是非よろしくお願いいたします♡

          幼稚園規模の集団となると、個別療育とは、また違った面が出てきますよね。
          刺激の受け方も全然違いますし。
          そうした刺激の多い場所での振舞い方については、その時その時に適切な支援をしていき、学んでいってもらう、慣れていってもらうという事になると思います。
          幸いお子さんの通っている幼稚園は支援のしっかりしている幼稚園ですので、今後幼稚園の生活の中で状況理解の方法を習っていけるかなと思います。
          ただ、確かに、少人数での療育でも学べることは多いと思いますので、もしすごく心配でしたら、そういった支援もしてみるといいかも知れません。
          集団行動という面に関してだけいえば、やはり個別よりは小集団での療育の方が、大人数の集団への応用ができると思います。
          いずれにしても、集団行動はかなり難易度が高いです。
          幼稚園のうちは、まだ集団行動の始まりですから、できなくてもしょうがないと、半分あきらめていた方が精神衛生上いいと思います(^^;
          半分あきらめるというのは、以前にもどこかの記事で書いたのですが、今は開き直って、でもいつかできると信じること!の考え方です笑
          一人ひとり持って生まれた素質が違うので一概には言えませんが、10歳頃に落ち着く高機能系の自閉症スペクトラムのお子さんも多いです。

          自閉の程度についてはその時その時で出方が変わってきますので判断するのは難しいと思いますが、私の経験上は少し重めに思っておいた方がいいと思います。
          つまり、今マーメイドさんが感じていらっしゃるように、「程度としては結構重いんだな」ととらえておられるスタンスで間違いないと思います。
          その方が、関わり方が丁寧になるので、力の伸びも期待できるからです。

          柚樹もマイナス思考な部分はとことんマイナス思考で、ポイントによってはやたらと怒りまくっていますが、それ以外の部分ではとても朗らかです。
          きっと、こだわりが強い分、許せないことについては、怒りの気持ちが強くなってしまうんですね(^^;
          課題を見すぎてボディパンチをまともに受けないように、少し開き直ると楽になりますよ。
          「普通」と比べないで、一年前の娘さんと比べることーこれだけでも、ずいぶん楽になります。

          マーメイドさんの分析力と、行動力、子どもへの発達の考え方があれば、大丈夫です。
          お子さんは、お子さんの伸びる道筋をしっかりした足取りで進んでいると思いますよ!

          また、コメントお待ちしています。

          1. マーメイド より:

            丁寧にアドバイス頂き、本当にありがとうございます
            半分あきらめる、という気持ちは苦しくならないためにとても大事だなと思いました。
            グループ療育も考えに入れたいです。
            最近は特性のクセの強さにイライラしてしまい、ひどく怒ってしまう事を何とか変えられるよう努力しないと。。
            本当に難しい、しんどい子育てだな、何でこんな運命なんだろう、やめてしまいたいと思ってしまいますが、かわいいところも多いし娘なりの成長もしているので、何とか頑張りたいです。。
            ありがとうございます☆

            1. ずぼら母ちゃん より:

              こんにちは。
              マーメイドさんのお気持ちがよく分かるだけにどのような事を書けば良いのか迷ってしまいました。

              そうなんですよね。
              「本当に難しい、しんどい子育て」で、「なんでこんな運命なんだろう」と自分の運命を呪ってしまうような心境になったり、「やめてしまいたい」と途中で投げ出してしまいたくなったり、でも、その一方で、気持ちが通じ合っている時のかわいらしさや屈託のない笑顔を見る時の幸福感や、出来なかったことができるようになった時の喜びや期待感は、「普通の子育て」よりも大きかったりで、自閉症スペクトラムのある子どもを育てている保護者の気持ちって、本当に振れが大きいんですよね。
              それこそが、自閉症スペクトラムのある子どもを育てている保護者の方が直面する最大の困難さの一つだと思っています。

              このブログで、少しでもそうした保護者の方々の気持ちが明るいものになってくれたらと思いながら記事を書いているのですが、なかなかそれを伝えるのは難しくて・・・。
              もしかしたら、プレッシャーを与えることになっているかもしれません。
              そうだとしたら、本当に申し訳ないです。

              私が一番心配しているのは、自閉症スペクトラムのある子どもを育てているママさんやパパさんが疲れ果てて、希望を持てなくなってしまう事です。

              残念ながら、日本ではまだまだ支援が行き届いているとはいえない状況ですよね。
              本当は、家族があまり頑張らなくても子育てをできる状況になってほしいのですが。

              このところ、家庭療育系のお話ばかりしていて、しなくちゃならないことが多すぎって思われるようなブログになってきてしまっているような気がします(^^;
              療育によって、お子さんにできることが増えると、ママさんやパパさんの気持ちが明るくなり、その気持ちがお子さんの安心感につながって、また力を伸ばすことができて・・・という好循環に入って、楽しい毎日になることも確かですが、でも、やっぱり、息抜きというか、肩の力を抜くことって、何よりも大事なんですよね。

              今書いている記事がひと段落ついたら、その辺について、もう少し丁寧に書いていきたいと思います。

              頑張りすぎずに、がんばって!(どっちかっていうと、take it easy!に近い感じです。)
              ーーこの精神が自閉症スペクトラムのある子どもたちと長く付き合っていかなきゃならない家族には絶対に必要なものだと思います。

              そうそう、「やめてしまいたい」という気持ちが強くなったら、ぱーっと1日自分の好きなことをして過ごすっていい事だと思いますよ。
              うまく、デイケアなどを使って、何もかも忘れて没頭する時間を作ってみてください。
              その事に罪悪感を抱く必要は全くなし!
              むしろ、自分の精神を正常に保つためには必要不可欠なものと思って、堂々とやっちゃってくださいね。
              いつでも頑張っていて、張りつめた糸がプチンと切れてしまったら、その方がおおごとです!
              適度に緩みを持たせることは、大切なことですからね。
              そうすれば、イライラも少なくなるかもしれません(^^)
              多分ね、イライラは努力じゃおさまらないと思うんですよね。
              心があげている悲鳴なんじゃないかなぁ。

              いつも、書くことのヒントをくださってありがとうございます。
              また、コメントよろしくお願いしますね♡

  2. マーメイド より:

    こんにちは。
    お忙しい中、親身になってあたたかいアドバイスを下さり、本当にありがとうございます
    暗い重いことを書いてしまいすみません。。
    心の振れ幅が日々大きいことや、期待するほどには成長がみられない時に疲れますが、「基本は子供の笑顔!」で、いろいろ疲れたら、楽に楽しく遊ぶことだけしようと思います(*^^*)
    とってもかわいいので。
    自分の気分転換もうまくしながら、できるだけtake it easy!でいけるように。
    家庭療育の記事は大事な指針になっていますので、全くプレッシャーにはならないです。
    これからも記事を楽しみにしています☆
    ありがとうございます。

    1. ずぼら母ちゃん より:

      こんにちは。
      マーメイドさんが明るい気持ちでいてくださるのが、私にとっては一番うれしいです。
      そう、take it easy!で毎日を過ごしてくださいね。

      暗い重いことを書いていただけるようになったことも、私にとっては実は嬉しい事でした。
      全く知らない者同士だからこそ言える本音というものがあると思います。
      今後も、是非明るいことだけではなく、重い暗いことも気にせずに書いてくださいね。

      また、コメントお待ちしています。

コメントをお待ちしています!