ひらがなが読めない時どうする?

こんにちは。
ずぼら母ちゃんこと渡辺さつきです。

今日から就学までに身につけたい学習スキルへのサポート方法について書いていきます。
今回は、ひらがなが読めない場合についてお話ししたいと思います。

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ひらがなが読めない原因は?

ひらがなが読めない原因は、ざっくり言うと2種類。

文字に興味があるのかないのか、読めるのか読めないのか・・・。

 

文字への興味って、誰でも持つようになるの?

ひらがなは絵本を読み聞かせをしてもらう中で、大抵の子どもが興味を持ってきます。

はじめのうちは絵本の中でも絵に興味を持ち、その名前を指さしながら言ってみたり、知らないものが描いてあるとその名前を聞いてきたりと、文字には見向きもしません。

それが、物の名前をかなり覚えて、絵本に出てくるものはほとんど知っているという状況になってくると、読み聞かせをしている人が文字を読んでいる事に気づくようになって、文字そのものに興味を持ち始めてきます。

そうすると、文字を指で1つずつ指し示しながら、む・か・し・む・か・し・・・・と文字を発音するようになってきます。

これがひろい読みですね。

 

幼稚園によっては、子どもが文字に興味を持ち始めていない時に、文字を指で追わせて文字っていうものの存在に気づかせてしまうようですが、多くの子どもにとって、文字への興味よりも絵への興味が先行するというのは自然なことです。

 

多くの子どもにとって、と書きましたが、もちろんそれに当てはまらい子どもたちもいるわけで。

我が子の柚樹も完全なる文字先行型でしたので、絵への興味が出てくるタイミングと文字への興味が出てくるタイミングがずれていても、特に大きな問題はありません。

 

おそらく、ほとんどのお子さんは、時期が来れば文字に興味を持ち始めることと思います。

つまり、ひらがなを読めないことの原因の一つは、文字に興味がないこと、です。

この場合は、ひらがなに興味を持たせればいいので、比較的簡単に解決すると思います。

 

興味を持たせる方法

待っても待っても一向に文字への興味が出てこない場合は、お気に入りの絵本に書かれている文字に気付かせて、お子さんの指を一文字一文字指さしさせながら、ゆっくり読んであげると、そのうち興味が出てくると思います。

興味さえ出てくれば、後は絵本の字をどんどん拾って覚えていきます。

 

お子さんによっては、文字だけをフラッシュカードのようにして覚えていくこともありだと思います。

柚樹なんかは、小さい頃によく単語の暗記カードを使って、文字を読んで遊んでいました。

 

また、ゲーム要素が好きなお子さんなどの場合は、文字カードと絵カードとのマッチングなどをすれば、興味を持って文字をどんどん覚えていくことでしょう。

 

楽しく覚えることが基本ですので、やりたくないという感情は持たせないようにしましょうね(^^)

 

文字に興味はあるのに読めない?

その一方で、興味はあるのに、ひらがながうまく読めないという事もあります。

 

その場合は、ちょっと深刻です。

 

読字障害かもという視点

学習障害(LD)という言葉を聞いたことがあると思いますが、その中の一つに読字障害(読み書き障害・ディスレクシアなどとも)というものがあります。

自閉症スペクトラムという特性は、学習障害とは全く別物なので、他の発達障害と言われている特性も併せ持っている可能性は十分にあります。

ですので、ひらがなには興味があるのに、就学間近になっても読めない場合は、注意して見てあげた方がいいかも知れません。

 

読字障害と一言で言っても、その原因は実にさまざまで、その原因によってサポートの方法や訓練の方法が全く違います。

あれ?おかしいな??と思ったら、専門機関への相談をしてみると安心ですね。

(日本ではまだまだLDへのサポートは足りていません。親がアンテナを張っていないと見過ごされてしまう可能性の高い障害です。見過ごされると悲劇です。。。)

 

読字障害に見られる特性

 

音韻処理が苦手(文字の読み方が認識できない)

・文字と音を結びつけることが苦手

・「きゃ」の「ゃ」などの文字がよくわからない。

・言葉のまとまりとして、文字を認識するのが苦手。(1つ1つの文字は発音できるけれども・・・)

 

視覚情報の処理が苦手(実際に文字が変な形に見えているなど)

・文字が●に見えている。

・滲んだようになってぼやけて読めない。

・何重にも重なって見える。

・文字が歪んで見える。

・鏡文字(左右反転)に見える。

 

ざっと特徴的な症状を書きましたが、表にあらわれてくる困難さは千差万別なので、もっと違うものもたくさんあると思います。

これらの視覚的な特性は、本人には気付かない事なんですよね。
本人は生まれてからずっとそのように見えているため、それが当たり前で他の人と自分が違って見えている事に全然気づかないわけです。
だから、気付かれずに大人になってしまっている人もたくさんいると聞きます。

本当に心が痛みますよね。。。

 

早く気付けば、たとえば視覚情報の処理が苦手な場合など、ビジョントレーニングなどで改善を図れるかもしれませんし、怠けているなどと言われて傷つくことも最小限に抑えることができます。

 

次回はクレヨンがうまく使えない場合のサポートについてお話したいと思います。

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