2歳半の新版K式発達検査結果から次の課題を設定
こんにちは
ずぼら母ちゃんこと渡辺さつきです。
今日は3回目の心理リハ(2歳6カ月)の内容についてお話したいと思います。
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2回目の発達検査を受ける
前回の発達検査から5カ月経ったので、新版K式発達検査が行われました。
新版K式発達検査は乳児期から発達の様子を把握できる検査です。
姿勢・運動発達、認知・適応発達、言語・社会発達の3つの分野に分かれていて、それぞれ目安として何歳くらいの子どもと同じ発達なのか(つまり、発達の様子が年齢で示される)、その発達を指数で表すとどのくらいになるのか(DQという指数で表される)ということが分かります。
検査結果
生活年齢:2歳6か月
姿勢・運動発達年齢:1歳8カ月 DQ=66
(上限 1:6~1:9「手すりで登降」)
認知・適応発達年齢:2歳3カ月 DQ=90
(上限 2:3~2:6「縦線模倣1/3」 下限 2:0~2:3「記憶板2/3」)
言語・社会発達年齢:1歳8カ月 DQ=65
(上限1:6~1:9「身体各部3/4」 下限1:6~1:9「絵指示4/6」)
全発達年齢:1歳11カ月 DQ=71
分野ごとの評価
それぞれの分野ごとに評価をしていただきました。
【運動発達】
- 前回検査時より数値的な変化なし。「両足跳び」以降の項目が不通過。
- 流涎がある。
【認知発達】
- 固執性が緩和され、教示に応じて課題に取り組めるようになってきた。
- 形の弁別が可能となり、横線模倣、縦線模倣が通過となるなど、視覚ー運動系に伸びがみられる。
【言語発達】
- 言語理解、言語表出がともにみられるようになり、語彙数も増えてきている。
【情緒発達、コミュニケーション等】
- 動作模倣、音声模倣が活発化。
- 認知発達や言語発達が伸びてきたことで外界を捉える力が養われつつあり、衝動性は少しずつ軽減してきている。
- 自己調整の難しさは継続して見られる。
検査結果から短期的な作戦を練る
今回と前回の検査結果を比べてみて、2~3ヶ月間くらいの短期的なスパンの作戦を考えます。
前回の発達検査(2歳2か月時)との比較
生活年齢:2歳2カ月 → 2歳6か月
姿勢・運動発達年齢:1歳8カ月 DQ=76 → 1歳8カ月 DQ=66
認知・適応発達年齢:1歳7カ月 DQ=73 → 2歳3カ月 DQ=90
言語・社会発達年齢:1歳1カ月 DQ=52 → 1歳8カ月 DQ=65
全領域発達年齢:1歳6カ月 DQ=71 → 1歳11カ月 DQ=71
検査結果から分かったこと
前回の発達検査との比較で分かった事は以下の4点でした。
- 姿勢発達年齢が前回と全く同じ年齢で、時間経過の5カ月に比べ、発達の進みは0カ月だったので、指数的に遅れが目立った。
- 言語・社会発達は時間経過の5カ月に比べ発達は7カ月進んだため、指数的に改善した。
- 認知・適応発達年齢は時間経過の5カ月に比べ発達は6カ月進んだため、指数的に改善した。
- 全領域発達年齢は、それぞれの分野で進んだり遅れたりがあったため、指数的には変化なしだった。
この結果を受けて、今取り組む中心的は課題は、「運動面の発達を促すこと」と設定しました。
もちろん今まで行ってきた遊びの延長で認知面や言語面を伸ばす取り組みは、引き続き行いました。
運動面の当面の取り組み
評価の文面に、「両足跳び」以降の項目が不通過とあるので、両足跳びをさせてみましたが、なんと、ひざを曲げてジャンプすることができません。
このままでは、絶対に両足で飛ぶなんて無理…。
ということで、まずは、ひざを曲げることから始めました。
ここでのポイントは、なぜ、両足跳びができないのかという分析をしっかりするということと、分析からはっきりした課題をどのようにクリアしていくかという方法を考えること、そして、実際に楽しく取り組むことです。
分析して方法を考えることは、どんな「なぜできないんだろう?」という疑問に対しても有効ですので試してみてください。
次の記事は、この課題をクリアするために、家庭で取り組んだことについてです。
是非ご覧ください。
また、2歳から6歳までに受けた検査の結果と、心理リハで行ったことの一覧をまとめています。
検査結果がどのように推移したのか、参考になさってください。
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