ジャンプができなかった理由と改善のための取り組み

こんにちは
ずぼら母ちゃんこと渡辺さつきです。

今日はジャンプの練習についてお話したいと思います。

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発達検査で運動面がまったく伸びていないことが判明

前回の記事で書きましたが、2歳6カ月の新版K式発達検査で運動面の発達が滞っていることが分かりました。
時間経過が4カ月あったのに、その間の発達年齢の伸びは0カ月。
という事は、何もしないで見守っているだけでは、なかなかできるようにならない何かがあるという事です。

さて、その超苦手なことは何だろう??

検査結果に両足跳び以降不通過と書かれていたので、両足跳びをさせてみました。
すると、全然ひざを曲げていない!!
ひざを曲げなければ跳び上がることができません。(マサイ族ならできると思いますが笑)
ひざを使えないというのは、やはり身体をスムーズに動かす上では大きな問題です。

ということで、ひざを使う事を覚えさせて、ジャンプを出来るようにさせるというのが、当面の目標となりました。

ジャンプをさせる取り組みの実際

取り組んだことは以下の通りです。

  1. ひざを曲げさせて、しゃがむ。やって見せてもできなかったので、私がひざの後ろ側を押して屈伸させて、なんとかしゃがませました。
  2. ひざを曲げた状態から、柚樹の手を上に引っ張り上げて、ジャンプっぽくさせます。私は「ぴょーん」と言いながら引っ張り上げていました。
  3. 自分でひざを曲げられるようになってきたら、手をつなぎながら、「ぴょ~ん」と一緒にジャンプします。

それを毎日毎日、繰り返していくと、なんとかジャンプっぽくなっていきました。

ちなみに、我が家ではこれを機会に家庭用のトランポリンを買って、いつでも楽しく跳べるようにしていました。

柚樹にはお姉ちゃんがいたので、お姉ちゃんが楽しく跳んでいると自分もやりたくって、自分から行ってくれたので、動機づけとしては完璧でした!

今までも何度も書いていますが、とにかく自分がやりたい思わないと見向きもしてくれないので、こうした動機づけがあると本当に自然に上手にできるようになってくれます。

定型発達の子にもジャンプができない子がいました。

私は柚樹が自閉症スペクトラムのため、ジャンプができないのかと思っていました。
でも、1番下の娘の葉月が幼稚園の年少だった時の同じクラスに、ジャンプができない子がいたのです。

運動会の時のことです。

フープをぴょんぴょん両足で跳びながら進んでいく場面で、2歳半の頃の柚樹と全く同じように、ひざを使わずに跳びはねようとしていて、結局ジャンプができていない状態でした。
柚樹は2歳半でこの問題に気付いたため、幼稚園に入る前にジャンプはできるようになっていたので、本当にびっくりしてしまいました。

様々な発達において高い壁が突然出てくることがある自閉症スペクトラムではありますが、定型発達のお子さんでも高い壁が出てくることがあるんだなあと気付きました。

ただ、その壁の出現の頻度が自閉症スペクトラムの子の場合、非常に高い。
だから、発達が凸凹になりやすいのですね。

自閉症スペクトラムだから、できなくても仕方ないとあきらめず、「工夫して取り組めばきっと伸びる」と考えてほしいなあと思います。

以前、記事の中で、自閉症スペクトラムだから仕方ないじゃんとあきらめて開き直ると気が楽になるという事を書きました。
それと矛盾しているじゃないかとお叱りを受けるかもしれないですね。
でも、私の中には今でもその2つの気持ちはあり、その2つは全然矛盾することなく共存してくれています。
今は仕方ないけど、未来は伸びているというか、そんな気持ちなのです。

現在中1の柚樹には、今までに高い壁がいくつも出てきましたが、高い壁を乗り越えた途端にサーっと発達が進み、年齢相当にすぐに追いついてしまったという事が何度もありました。

あなたも、がんばりすぎずに、楽しみながら高い壁を乗り越える作戦を考えてほしいなあと思います。

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