重点目標は「ここ」の指さし!2歳8カ月の心理リハ

こんにちは
ずぼら母ちゃんこと渡辺さつきです。

今日は4回目の心理リハ(2歳8カ月)の内容についてお話したいと思います。

4回目の心理のリハでは、大きく分けて4つのことを訓練していただきました。

  1. 「ここ」の指さし訓練
  2. 見立て遊びの訓練
  3. 順番にすること(待つこと)の訓練
  4. どっちかを選択する訓練

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「ここ」の指さし訓練

木製パズルを使って行われました。

食べ物パズルの時はピースを指さしをして、図形のパズルでは板のはめ込む場所を指さしをしてと、指さす対象が異なるのが面白いと思いました。

同じような教材を使って「ここ」をいろいろな場面で使うということを教えてくださいました。

リハの終了後には「ここ」の指さしは促さないとできるようにはならないと心理の先生がおっしゃっていました。
つまり、家庭で取り組めよ!という事。
短期的なコミュニケーション関係の目標は、「ここ」の指さしに決定です。

先生が行ってくださった内容(やりとり)は以下の通りです。

リンゴとブドウの2択

リンゴとブドウのピースが入ったパズルを机の上に置く。

先生:「リンゴはどこ?」

柚樹:「ここ」(リンゴを指をさしながら)

先生:「ブドウはどこ?」

柚樹:「ここ」(ブドウを指さしながら)

柚樹:「ちょうだい」

先生はリンゴとブドウのピースを渡す。

柚樹はリンゴをパズルにはめる。

先生:「ぺったん!」(柚樹がはめるのに合わせて言う。)
「はいった!」
「できた!!」(手をパンパンパンと3回たたく※)
※音節に合わせて、「で」パン「き」パン「た」パンとたたくことで、ことばの音節に気付くきっかけとなります。)

柚樹はブドウをパズルにはめる。

先生と柚樹:「ぺったん!」(柚樹がはめるのに合わせて言う。)

「はいった!」

「できた!!」(手をパンパンパンと3回たたく。音節に合わせて)

リンゴとブドウとイチゴの3択

やりとりは、リンゴとブドウの2択の時と同じ感じです。

リンゴとブドウとイチゴのピースが入ったパズルを机の上に置く。

先生:「リンゴはどこ?」

柚樹:「ここ」(リンゴを指をさしながら)

先生:「ブドウはどこ?」

柚樹:「ここ」(ブドウを指さしながら)

柚樹:「ちょうだい」

先生:「イチゴはどこ?」

柚樹:「ここ」(ごはんを指さしながら)

柚樹:「ちょうだい」

先生はリンゴとブドウとイチゴのピースを渡す。

柚樹はリンゴをパズルにはめる。

先生と柚樹:「ぺったん!」(柚樹がはめるのに合わせて言う。)

「はいった!」

「できた!!」(手をパンパンパンと3回たたく。)

柚樹はブドウをパズルにはめる。

先生と柚樹:「ぺったん!」(柚樹がはめるのに合わせて言う。)

「はいった!」

「できた!!」(手をパンパンパンと3回たたく。音節に合わせて)

柚樹はイチゴをパズルにはめる。

先生と柚樹:「ぺったん!」(柚樹がはめるのに合わせて言う。)

「はいった!」

「できた!!」(手をパンパンパンと3回たたく。音節に合わせて)

 図形のパズル

パズルの板は柚樹の前に置く。

先生:「四角はどこ?」

柚樹:「ここ。」(パズルの板の四角が入る穴を指さす。)

「ちょうだい。」

先生は柚樹に四角のピースを渡す。

板にピースをはめながら

柚樹と先生:「ぺったん!」

「はいった!」

「できた!!」(手をパンパンパンと3回たたく。音節に合わせて)

先生:「三角はどこ?」

柚樹:「ここ。」(パズルの板の三角が入る穴を指さす。)

「ちょうだい。」

先生は柚樹に三角のピースを渡す。

板にピースをはめながら

柚樹と先生:「ぺったん!」

「はいった!」

「できた!!」(手をパンパンパンと3回たたく。音節に合わせて)

先生:「まるはどこ?」

柚樹:「ここ。」(パズルの板のまるが入る穴を指さす。)

ちょうだい。

先生は柚樹にまるのピースを渡す。

板にピースをはめながら

柚樹と先生:「ぺったん!」

「はいった!」

「できた!!」(手をパンパンパンと3回たたく。音節に合わせて。)

見立て遊びをする訓練

人形を先生と柚樹それぞれが持つ。

先生と同じ食べ物を人形に食べさせるふりをする。
(リンゴ ニンジン ピーマン たまご さかな)

食べる時に人形の手を合わせさせて「手をパッチン」、「いただきます」という。

もぐもぐもぐと人形に食べさせる。

食べさせ終わったら、先生は「ききまるくんは、お家に帰ります。」「うさちゃんもお家に帰ります。」と言ってお人形を片づける。

順番にすること(待つこと)の訓練

おもちゃの太鼓の達人を使って行われました。

先生と順番にたたくのが目標ですが、これがものすごく難しいようでした。

(先生)トントン (柚樹)トントン トントン トントン

柚樹がたたき続けてしまうので先生がそのたびに

「順番ね」

と言ってくださり、少しは順番になるのですが、すぐに自分ひとりでたたき続けてしまいます(汗)

これでは、友達と絶対に遊べないよなぁと苦笑。

家で遊ぶ時には、順番を意識できるおもちゃを使ってみようと思いました。

どっちかを選択する訓練

トーキングカードを使って行われました。

正しい方を選ぶ訓練

苺 ゾウ 星 ブドウ あり 金魚 お父さん お母さん 犬 猫 ライオン ペンギン チンパンジー のカードをそれぞれ通す。

先生がカードを2つ提示して、どっちかを選びます。

やりとりは次の通りです。

お父さんとお母さんのカードを提示する。

先生:「どっちがお父さん?」

柚樹:「これ」(お父さんのカードを指さす。)

先生:「こっち、ね」

先生と柚樹:「できた」(手をパンパンパン。音節に合わせて。)

犬と猫のカードを提示する。

先生:「どっちが犬?」

柚樹:「これ」(犬のカードを指さす。)

先生:「こっち」

柚樹:「こっち」

先生と柚樹:「できた」(手をパンパンパン。音節に合わせて。)

その他のカードも同じようなやり取りをします。
何度か繰り返すと、「こっち」と自分から言えるようになりました。

好きな方を選ぶ訓練

先生:好きなのを選んで聞こうね。

「グシャグシャグシャ、ビリビリビリ」のカードと「ふわふわふシャボン玉」のカードを見せる。

先生:「どっちが好き?」

柚樹:「こっち」(シャボン玉のカードを指さす。)

「ふわふわシャボン玉」のカードを機械に通して聞く。

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柚樹:「ありがとうございます。」

2つの中から、自分で考えて1つを選ぶというのは、柚樹にとってはそれほど難しい事ではないようでしたが、「どっち?」に対して「こっち」と答えるのが難しかったようです。
それでも、同じ問答を繰り返してみるとできるようにはなってくるので、家庭でも「これ」「こっち」の使い分けも練習したいと思いました。

いくつかの中から一つを選択する能力というのは、今後やはりとても大切な気持ちになってくると思うので、家庭でも柚樹の意向を聞くという事を心がけました。

次の記事に心理の先生から言われたことと、幼児期に家庭で取り組む時に気をつけていただきたいことをまとめました。
もしよろしかったらご覧ください。

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