新版K式発達検査(2歳2カ月)の結果と作戦!

こんにちは
40代専業主婦のずぼら母ちゃんこと渡辺さつきです。

今日は発達検査についてお話したいと思います。

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新版K式発達検査を受ける

専門のお医者さんに診ていただいて自閉症スペクトラムだと診断されると、療法科でのリハビリが行われるようになります。
それぞれの個性に合わせて、作業療法士の先生や臨床心理士の先生にリハビリテーションをしていただくわけです。
2歳児くらいの子がリハビリってなんだか変な感じですが、その子が持っている機能を高めていくという点では、やはりリハなんでしょうね。

柚樹の場合は、作業療法は必要ないという事で、心理の先生に定期的にみていただきました。
お医者様に診ていただいてから、大体1ヶ月半後くらいでした。

はじめてのリハは発達検査でした。

新版K式発達検査というもので、乳児も検査の対象になっているというのが大きな特徴です。

知能検査では精神年齢やIQ(知能指数)といった数値で表しますが、この発達検査は、発達水準は何歳何カ月なのかというDA(発達年齢)とDQ(発達指数)という数値で表されます。

新版K式発達検査の項目は、「姿勢・運動発達」「認知・適応発達」「言語・社会発達」です。
その結果を踏まえて、全領域発達年齢・DQが出され、検査の評価もしてくださいます。

新版K式発達検査の結果(2歳2カ月)は?

生活年齢:2歳2カ月

姿勢・運動発達年齢:1歳8カ月 DQ=76
(上限1:6~1:9 「手すりで登降」)

認知・適応発達年齢:1歳7カ月 DQ=73
(上限1:9~2:0 「角板例前1/3」 下限1:0~1:3「積み木の塔2」)

言語・社会発達年齢:1歳1カ月 DQ=52
(上限1:0~1:3「指さし行動」)

全領域発達年齢:1歳6カ月 DQ=71

評価

他の領域に比べ、言語・社会領域が落ち込んだプロフィール。認知・適応領域では積み木を横一列に並べる事に対する固執により不通過となる事がありました。課題遂行能力としては「積み木の塔」課題は通過可能であり数値的には上記結果よりも上回るものと思われます。言語・社会面においては、限局されたもの(犬、車)の理解と「ワンワン」「ブーブ」という幼児語の表出がみられるようになってきています。音楽に合わせて発声するなど聴覚刺激に対する快反応がみられ、音声の抑揚模倣がみられます。

その他情緒発達・コミュニケーション・行動についての記述がありました。
視線の合いにくさがあり固執性がみられる。固執対象の消失により大泣きするなど興奮状態に陥ることがあり、自己調整の難しさがみられます。人への関心は希薄であり呼名反応がみられません。多動性がみられ室内の探索行動が活発でした。状況を理解する力の弱さがみられるため、大人が具体的に理解を促す関わりをすることが大切です。

考察

自閉的な傾向がとてもよく表れていますね~。
こういった検査をすると、本当にいろいろなことが分かってありがたいです。
この結果をもとに、家では、自己調整が今は難しいから寛容に接する、ことばを増やしていく、呼名反応を促す、ということに重きを置いて接していくことにしました。

小さい時も大きくなってからも変らない個性

このブログを書いている今現在、柚樹は中1ですが、2歳の頃の難しさがそのまま残っているんだなあと改めて気付きました。
「視線の合いにくさ」・「呼名反応」については、幼児期にクリアしましたが、「固執性」とその対象が失われたり禁止になったりした時の「自己調整の難しさ」は現在でも残っていて、本人にも家族にも悩みの種になっています。

また、その他、「音楽に合わせて発声するなど聴覚刺激に対する快反応がみられ、音声の抑揚模倣がみられます」とありますが、現在自分の好きな曲を耳でコピーしてピアノで演奏する事が大好きです。ピアノのレッスンは、自分の好きな曲を好きなように弾くだけで先生の言う事をほとんど聞かないので、2年間くらいでやめてしまいましたが、やめた後も演奏は好きなので、ネットで好きな曲を見つけては耳コピをしています。

発達検査などでは、その数値などが気になってしまうかもしれませんが、あくまでも子どもの特性を知り、どんな作戦で発達を促していくと効果的か、苦手な部分は何で得意は部分はどこかという把握をするのに使うというのがいいと思います。

 

2歳から6歳までに受けた発達検査・知能検査の結果を一覧にまとめています。検査結果の移り変わりが見られますので、よろしかったらご覧ください。

 

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