年中3学期からの重点課題「疑問詞理解」「理解力」「説明力」
こんにちは。
ずぼら母ちゃんこと渡辺さつきです。
さて、今日は5歳6か月時の田中・ビネー知能検査Ⅴの結果をみて、家庭で取り組んだことについてお話ししたいと思います。
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年中3学期からは「疑問詞理解」「理解力」「説明力」を中心課題に!
5歳2カ月の時に受けた田中・ビネーで、
- 疑問詞理解が苦手依然として苦手。
- 様々なことの「理解」が苦手。
ということが明らかになりました。
また、以前から苦手だった「文脈や状況に応じた説明の力」は伸びてきているとのことで、引き続き取り組んでいく必要があるという事も分かりました。
そこで、年中の3学期からの重点課題としては、
- 疑問詞の理解に徹底的に取り組む
- 様々なことの「理解」を促す
- 説明ができるようにさせる
の3点にしました。
(もちろん、これまでの課題もしっかり継続します)
疑問詞の理解に徹底的に取り組む!
4歳9カ月のLCスケールの結果でも、疑問詞の理解ができていないことが課題だったので次のような戦略で取り組むことにしました。
- 今までの作戦(幼稚園での出来事を話させる時に、疑問詞を使った質問をして答えさせる)をよりパワーアップして、以前よりもっとたくさん疑問詞での質問をする。(毎日、ものすごく良い脳トレになりました笑)
- 絵本を読み聞かせながら、疑問詞を使った質問をする。難しいことではなく、目で見てわかること、聞いていればわかること、柚樹の考えなどなど、とにかく簡単なことを、数多く聞く。
- 様々なことの理解をうながすために、できるだけ、いろいろなことを簡単な言葉で私が説明をしてあげる。当たり前のこと、言わなくても分かるようなことが意外に分かっていないのではないかと思ったので、本当にものすごく当たり前のことからスタート。
疑問詞での今日の出来事の質問
幼稚園の出来事を聞く方法は、以前書いたことと特に変わりません。
たとえば
「今日のバスの運転手さんは誰だったの?」
とか、
「今日のお弁当は何だったの?」(お弁当給食が出る幼稚園でした)
とか、
「今日はどこに行ったの?」(たとえば、いも掘りのような時に)
のように、できる限り疑問詞を使って質問するようにしました。
疑問詞が理解できずに無言でいたり、全然的外れなことを言ってしまったりしたときには、2択でヒントを与えて、答えを言わせるようにしたのも前回の取り組みの方法と変わりません。
絵本を使って疑問詞で質問
今回は絵本を読み聞かせて、その中で疑問詞を使いながら会話をするということをしました。(「読み聞かせ」のやり方としては、あまり良くないかもですが、今回は疑問詞の理解を進めるという取り組みが主なので、理想の「読み聞かせ」からは外れています汗)
できる限り単純な本を使って、
たとえば、
- 「誰が泣いてるの?」
とか、
- 「どうしてないてるの?」
とか、
- 「ママはどこにいるの?」
とかそんな感じに質問していました。
そんな中で、良く使ったのは『いわいさんちのどっちが?絵本(3冊セット)』。
『どっちがへん?』『どっちがピンチ?』『どっちがどっち?』の3冊がセットになったものです。
小さな本で、見開きの右と左に似たような絵が描いてあるのですが、どこかが何か変だったり、どちらかがピンチだったりするので、それぞれ
「どっちが変?」
「どこが変かな?」
などと話を深めていました。
絵が楽しいので、質問していくだけで楽しく会話ができてしまうような絵本です。(字はありません)
また、『どっちがどっち?』の場合は、左右にやはり同じような絵が描いてあるのですが、質問者の言ったことをよく聞いて、どっちが言ったことに合っているかを答える感じの本です。
たとえば、マイクを持った人と、アイスを持った人の絵が描いてあったら、
「どっちが、マイク?」
とか
「誰がマイクを持っているの?」
等と聞いていきます。
単純なので、とても、分かりやすいと思います。
でも、今は3冊セットではどこも取り扱いがないようですね。(中古ならありそうですが)
『どっちがどっち?』だけは普通に買えるようです。
また、『どっちがへん?』はカラーの綺麗な絵本に様変わりしたようです。
様々なことの「理解」を促す
検査時の柚樹の様子を見ていると、え?こんな簡単なことが分かっていなかったの??と思わず苦笑してしまうようなことが多くあって、びっくりすることが多くありました。
普通そこについては、あまり教えなくても分かっていくんじゃない?みたいな部分が分かっていなかったりするわけです。
そこで、とにかく、当たり前なことについても、いちいち説明を加えていくことにしました。
たとえば、帽子をかぶるときには
「帽子かぶろうね。
帽子を頭にかぶろうね。
帽子をかぶると、お日さまの光が、まぶしくなくなるね。
帽子をかぶると、頭が熱くなくなるね。」
とか、靴をはくときには
「靴をはこうね。
靴は足にはくね。
靴をはくと、痛いのを踏んでも大丈夫だね。」
とか、そんな感じです。
ゆっくり、笑顔で、楽しく、いろいろな説明をしていました。
いちいち面倒くさいのですが、普通に過ごしているだけでは身につかないので仕方がありません。
こちらも、一種の脳トレです。
いかに簡単に、簡単な物を説明するか、いつも頭をひねりながら会話していました(笑)
説明ができるようにさせる
説明は、疑問詞を使った質問の時に、できるだけ柚樹なりの言葉で説明させるようにしていました。
たとえば、絵本を使っての
「どっちが変?」
に続いて、
- 「どうして、こっちが変なのかな?」
と聞いて説明させたり、
「どこが変かな?」
に続いて、
- 「ここの何が変なの?」
と聞いて説明させたり、です。
また、『ねえ、どれがいい?』や『ねえ、どっちがすき?』という本もよく使って、説明をさせていました。
この絵本は、もともと「どれがいいか」を聞いていく絵本なので、
柚樹自身の意見を「どうしてそう思うのか」と質問しながら掘り下げていきました。
どちらの本も、柚樹も他の兄弟も大好きな本で、読むだけではなくてみんなでわいわい言いながら会話も楽しんでいました。
取り組みの結果は良好で、およそ半年後のLCスケールでは苦手だった部分で、大きな伸びがみられたという評価をいただきました!
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