「位置関係」「疑問詞」と「順序だった話」の練習!年中2学期からの課題!!

こんにちは。
ずぼら母ちゃんこと渡辺さつきです。

さて、今日は4歳9か月時のLCスケールの結果をみて、家庭で取り組んだことについてお話ししたいと思います。

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年中の2学期から取り組んだこと

4歳9カ月の時に受けたLCスケールで、

  • 状況を理解・予測する力
  • 表情や感情を理解・推測する力
  • 位置関係の表現
  • 疑問詞の理解
  • 順序立てて話しを伝えること

に苦手さがあるという事を教えていただきました。

 

前回の記事にも書きましたが、

既に4歳2カ月時に受けた田中ビネーⅤで

  • 状況を理解・予測する力
  • 表情や感情を理解・推測する力

を伸ばす必要があることは指摘されていて、

年少3学期から家庭での課題として取り組んでいました。

そのため、年中の2学期からはその取り組みに付け加えて、

  • 位置関係の表現
  • 疑問詞の理解
  • 順序立てて話を伝えること

を重点課題として取り組むことにしました。

 

位置関係の表現と疑問詞の理解については、とにかく日常会話の中で意識して使う事にしました。

 

位置関係の表現

私自身の頭の体操的に、できる限り位置関係を入れながら話しをしていました。

ちょっと不自然なくらいに位置関係の言葉を入れていました(笑)

 

たとえば

  • 「えんぴつだね。えんぴつが机の上にあるね。」

とか、

  • 「消しゴムが紙の上にあるね」

とか、

  • 「えんぴつが、消しゴムの横にあるね」

などなど、とにかく位置関係の言葉を使いながら話しをしました。

 

それが分かるようになってきたら、

  • 「机の上の鉛筆を持ってきて」

等に広げていきます。

これが出来たら、たとえば「上」の理解はできるようになったなと判断することができます。

 

もしできなければ、できなかった位置関係の言葉をできる限り日常会話で使って理解を深めて、再度「○○の△△を持ってきて」でテストをしてみれば、できているかどうかの評価ができるという事になります。

 

次の段階は、

  • 「机の上の消しゴムと、えんぴつたての中の鉛筆を持ってきて」

などと、複雑にしていくことです。

この「2つの物を持ってきてもらう」というのは、
年少3学期から取り組み始めた「身振り・手振り」や「アイコンタクト」によるヒントなしに、言葉だけで話しを理解する取り組みの応用になります。

柚樹も時間はかかりましたが、少しずつ分かる位置関係の言葉が増えていきました。

今、例にあげた位置関係の表現は「上」「横」「中」でしたが、もちろん、「右」「左」「下」等、いろいろな位置を表す言葉を使って練習をしました。

コツは、具体物を使って、手を変え品を変え、何度も繰り返し行う事です。

空間認識を確かなものにするために使える教材

柚樹の子育てをしている最中には気付かなかったのですが、育休から教員に復帰して、通級指導教室の担当になってから、空間認識についての絵カードがあることがわかり、個人的に購入して、自閉症のお子さんの指導に使っていました。

七田式の絵カードで、たとえば左右などは子どもの絵が前から描かれた絵と後ろから描かれた絵の両方があるので、ややこしい位置関係もしっかり押さえることができました。

柚樹が幼稚園だった時代に使いたかったと思う絵カードでした。

ただし、この絵カードだけで学習してはだめですよ(笑)
あくまでも、具体物を使って、実際に操作して、経験から得た知識を確かなものにするための補助として、絵カードは使ってください。

実際の物から、絵に置き換えることで、またひとつ世界が広がります。

 

私は公式ページから注文したのですが、今では大手の通販サイトからでも注文できるようですね。

ただ、私は「七田式 幼児の基礎概念シリーズ」の中の「⑥空間認識」という単品を買ったのですが、サイトによっては「幼児の基礎概念シリーズセット」でしか取り扱いがないところもありました。

私は七田式の公式サイトでその他の教材も買っていて、内容面の確実さはよくわかっているので、どの教材もお勧めできるのですが、セットだともうできているものも含まれている可能性があるので、内容をよく吟味する必要があると思います。

 

疑問詞の理解

疑問詞も、できる限り会話に取り入れて、話しかけるように心がけていました。

たとえば

  • 「今日は、どこで遊んだの?」

とか、

  • 「今日は誰と遊んだの?」

とか、

  • 「今日は何して遊んだの?」

のように、できる限り疑問詞を使って質問するようにしました。

 

はじめのうちは、疑問詞の意味がわからなくて、

的外れな返事をすることが多かったのですが、

そんな時は、ヒントを与えながら誘導していきました。

 

たとえば、

「今日はどこで遊んだの?」

「おにごっこ」

「今日は、鬼ごっこをしたんだね。どこでしたの?園庭?遊戯室?」

「園庭」

「そう。今日は、園庭で鬼ごっこをしたんだね」

のような感じです。

なかなか理解できない疑問詞があったら、日常会話の中でその疑問詞をなるべく使うようにしていました。

順序立てて話を伝えること

順番を追って話しをさせるというのは、なかなか高度な事ですが、
ゆっくりのんびりの焦らずスタンスで
その日の出来事を質問して、答えられなかったら誘導して、
のようなことを繰り返して練習していきました。

 

たとえばこんな感じです。

「今日は、何をして遊んだの?」

「三輪車」

「三輪車に乗って、遊んだのね」

「うん」

「楽しかった?」

「楽しかった」

「三輪車の次は、何したの?」

「滑り台」

「滑り台で遊んだのね」

「滑り台で遊んだ」

「滑り台でスルスルーって滑ったの?」

「スルスルーって滑った」

「こわかった?」

「こわくない」

「楽しかった?」

「楽しかった」

「そう、滑り台、スルスルーって滑って、楽しかったんだね」

「うん、スルスルーって、滑って楽しかった」

「滑り台の後は、何をしたの?」

   ・

   ・

   ・

こんな感じの会話です。。。

 

はじめのうちは、なかなかここまで話しは進みませんが、毎日やっているうちに文章として成り立っていきました。

 

心がけたことは、

  • 次は?という言葉を使って、順を追って話しをさせること
  • どんなふうにしたのかという事を簡単に説明させること
  • その時の気持ちを簡単に言わせること

です。

 

やったことをただ次々に言うだけでは、聞いていても楽しくないし、状況も分からないので、状況説明や思ったことを簡単に入れさせることで、ふくらみを持たせるように心がけました。

 

 

この取り組みは、即効性のあるものではなかったのですが、1年後にもう1度LCスケールを行った時には、しっかりと伸びが実感できる結果が出てきました。

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