田中ビネー知能検査Ⅴの結果(4歳2か月)
こんにちは。
ずぼら母ちゃんこと渡辺さつきです。
さて、今日は4歳2か月の時に受けた田中ビネー知能検査Ⅴの結果についてお話ししたいと思います。
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4歳2か月時の田中ビネー知能検査Ⅴの結果は?
前回、田中ビネー知能検査Ⅴを受けたのが3歳2カ月だったので、それからちょうど1年後です。
その時の記事にも書いたのですが、田中ビネー知能検査は、精神年齢と生活年齢の比で表す知能指数(IQ)を用います。田中ビネー知能検査はWISC、WAISなどのウェクスラーテストに比べて、大体10くらい高めの数値が出ると言われています。
4歳2か月の時に受けた田中ビネー知能検査Ⅴの結果
生活年齢(CA):4歳 2カ月
精神年齢(MA):4歳11カ月
知能指数(IQ):118
上限~5歳級「絵の不合理」「三角形模写」「絵の欠所発見」
下限~3歳級「理解(基本的生活習慣)」
【検査の様子】
- 前の課題から次の課題への切り替えが難しかったり若干の固執傾向がみられたりしましたが、セラピストの言葉がけを受けながら自己調整してスムーズに検査に取り組むことができました。視覚的な課題への反応が良い傾向が見られます。
【知的発達】
- 全般的な知的発達は「平均の上」の領域にあります。下限が3歳級~上限が5歳級にわたっており、視覚>聴覚傾向、状況に応じた言語的な理解・説明・類推が苦手な傾向など、やや能力のアンバランスさが感じられます。今後も、知的発達の経過を追っていきたいと思います。
【情緒発達、コミュニケーション等】
- 言語的な相互的なコミュニケーションが増加しています。人からの働きかけに対する応答性が伸びてきていることから、会話のターンが継続するようになってきました。また、自分の感情の原因について言語表現するなどの情緒的な発達もみられています。上記の知的発達の部分で記した苦手さがコミュニケーションに影響することも考えられます。状況理解が難しい時には、柚樹くんが理解できる表現で大人が説明し、具体的にどんな言動をとればよいかなどを一緒に考えながら教えてあげることも大切です。
1年前の田中ビネー知能検査Ⅴとの比較
生活年齢(CA):3歳2カ月 ⇒ 4歳 2カ月
精神年齢(MA):3歳1カ月 ⇒ 4歳11カ月
知能指数(IQ):97 ⇒ 118
上限 ~3歳級 ⇒ ~5歳級
下限 ~2歳級 ⇒ ~3歳級
考察
- 精神年齢が時間経過の1年に対して1年10カ月進んだので、知能指数的には伸びがみられた。
- 知的発達の下限は前回の~2歳級から~3歳級と1歳級進み、上限は~3歳級から~5歳級への2歳級進んだ。
- 上限の伸びが大きかったため、できることが広がった
- その一方で、昨年は下限と上限の差が1歳級だったのに対して、今年は2歳級に広がってしまったため、能力のアンバランスさが大きくなってしまった。
今回、視覚>聴覚傾向というのが顕著に出始めていることがわかりました。
言葉を話すよりも前に文字を理解するなどの小さい時からの様子を見ていて、たぶん視覚優位なんだろうなとは思っていましたので、改めて確認できた感じです。
また、状況に応じた言語的な理解・説明・類推が苦手な傾向があるとのことなので、今後はできるだけ、会話の中で自分の思いを表現させたり、幼稚園であった楽しかったことなどを話させたりすることにしました。
でも、書いてあったのは悪いことばかりではありませんでした!
言語的・相互的なコミュニケーションが増加しているという評価をいただいて、よかった!と素直に喜びました。会話が継続するようになったり、自分の感情の原因について言語表現する情緒的な発達もみられたり・・とも書いてあって、家で重点目標として頑張ったことの成果が出てきている事にちょっと感動。
ただその一方で、状況に応じた言語的な理解・説明・類推が苦手だから、そこが、今後のコミュニケーションに悪影響を及ぼすかも知れないとも書いてあるので、ここは、要チェックですね。
特に、幼稚園での友達関係では、絶対に悪影響。目に浮かぶようです。。。
「状況理解が難しい時には、柚樹くんが理解できる表現で大人が説明し、具体的にどんな言動をとればよいかなどを一緒に考えながら教えてあげることも大切です。」というアドバイスをいただいてはいますが、幼稚園の先生は忙しくて、柚樹一人に構っちゃくれないし(柚樹のための加配はついていないので)、私もいつもそばにいるわけにはいかないので、家で取り組んで最大限の成果を上げなくては!と、作戦を考える事にしました。
幼児期の知能は固定的ではない?
全体的に、今回の結果を見てみると、決して悪い結果ではありませんでした。
知能指数だけで見ても、今回は118と標準の域に入ったので、療育手帳B2を持っている柚樹としては、ある意味大躍進と言ってもいいかも知れません。
ただ、能力の低い部分があるため、油断はできません。
苦手な部分を取りこぼさずに、今後も贅沢は言わないので、前年の下限と比べて、時間経過と同じだけの伸びを示してくれるような支援をしていきたいと思っていました。
次回は、今回の検査結果を受けて、家庭で取り組んだことについてお話します。
2歳から6歳までに受けた発達検査・知能検査の結果を一覧にまとめています。検査結果の移り変わりが見られますので、よろしかったらご覧ください。
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