感覚統合を遊びで促す!
こんにちは
ずぼら母ちゃんこと渡辺さつきです。
今日は感覚統合についてお話したいと思います。
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感覚統合とは
4回目の心理リハの後、先生から感覚統合を進めるといいよと教えていただきました。
感覚統合というのはその時初めて聞いたことばだったので、家に帰って早速感覚統合についての本を買って調べてみました。
感覚統合というのは、人間が感じていること(感覚)を整理し、まとめる(統合)脳の働きのことをいいます。
感覚には、一般的に知られている視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の五感の他に、身体の動きや手足の状態の感覚「固有感覚」、身体の傾きやスピードの感覚「前庭感覚」といったものがあります。
私たちは特に意識しなくても、それらの感覚を取捨選択し、上手に統合しながら、日々の生活を送っています。
しかし、それらの感覚情報のいくつかを正確に処理できないこともあります。
そうすると、一般的には簡単だと思われるような行動がうまくいかないという事が起こります。
たとえば、
- コップの水を飲もうとして手を伸ばした時に、距離をうまく測って手を伸ばすスピードを調節するが、その調節がうまくいかないと勢いよく手がコップにぶつかって、水をこぼしてしまう
- 身体が今どんな状態(手がどの辺にあって、足がどこにあってというイメージ)なのか、うまく把握できないため、いろんなものにぶつかってしまう
- 落ち着きがなく、絶えず動き回っている
なんてことが考えられます。
その他の部分は特に問題ないので、ともすると本人の意識不足や努力不足、はたまた、親の躾不足とみなされてしまう事があり、どうすればいいのだろうと途方に暮れてしまう事も多いかもしれません。
でも、感覚統合がうまくいけば苦手を克服できるかもしれないとすれば、ちょっと希望がわいてきますよね。
この感覚統合のつまずきは、知的レベルや運動能力の高さには関係なく表れます。
たしかに、知的に高く対人関係もスムーズなのに、よく物を落とす人やしょっちゅう怪我をする人などが、大人になってもいますよね。
また、自閉症スペクトラムのある方によく見られる感覚過敏も、この感覚統合がうまくいっていないために、感覚の取捨選択が難しくなっているケースと考えることができます。
様々な能力が凸凹になって発達している自閉症スペクトラムの場合、定型発達の子どもたちよりも、感覚統合も凸凹になっている可能性が高いはず!
じゃあ、感覚統合を進めていこう!!
本を読んで、そう決意しました(^^)
感覚統合を促すためにやっていたこと
感覚統合については、様々な小さな感覚のズレが、大きなズ感覚のズレにつながっていくことがあるようなので、これ以降、次のようなことを意識して行うようにしていました。
公園で
ブランコをさせる。【前庭感覚を刺激する】
ジャングルジムをさせる。登るだけではなく、くぐるのも効果的。【固有感覚、前庭感覚を刺激する】
滑り台をさせる。【前庭感覚を刺激する】
アスレチックをさせる。【固有感覚、前庭感覚を刺激する】
自宅で
くるくる回る事務椅子に座らせて、ぐるぐると回す。【前庭感覚を刺激する】
手をつないで、ぐるぐる回転して振り回す。柚樹の足は地面から離れている状態。【前庭感覚を刺激する】
形あて遊び(中が見えない箱の中に入っているものを手で触って当てる)【触覚を刺激する】
トランポリンをさせる。【前庭感覚を刺激する】
ハンマー遊び(ハンマーで玉を落として遊ぶおもちゃ)【固有感覚を刺激する】
他にもあったかもしれませんが、忘れてしまいましたm(__)m
出来る限り公園などに連れ出して、身体を大きく動かすようにしていました。
ただ、妹がいたこともあり、手が足りない時などは外に連れ出せないので、家で行えることをしていました。
たとえば、ブランコ・鉄棒、ジャングルジムなどです。
おもえば、お料理の手伝いなんかも、うまくできないことは承知でやらせていました。
ちなみに今書いたものは、2歳代で全部をやっていたわけではないです。
公園のジャングルジムやアスレチックは少し大きくなって、背が届くようになってからやっていました。
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