療育手帳Getのメリット
こんにちは
ずぼら母ちゃんこと渡辺さつきです。
今日は療育手帳についてお話したいと思います。
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療育手帳とは
療育手帳は、知的障害のある人が取得することができる、言ってみれば「証明書」(我が家では印籠といっていました笑)ものです。
療育手帳を持つことで、様々な福祉支援がスムーズに受けられるようになります。
就学や就労時にも、手帳を持っていることで支援を受けることができます。
特に就労時には様々な障害者雇用についての給付金の対象になったり障害者雇用枠での就職ができたりする可能性があり、有利なのではないかと考えています。
また、等級によっても違いますが、福祉サ-ビスが受けられるようになるのはもちろん、バスや電車の運賃が割引になったり、NHKの受信料が免除されたり、税制上の優遇措置を受けられたり、手当の給付が受けられたりします。
療育手帳には障害の程度によって等級があり、受けられる支援も違います。
大きく分けると
A1:最重度、A2:重度、B1:中度、B2:軽度
ですが、それぞれの地方自治体によって、名称が違ったり、もっと細分化されていたり、表し方が違ったりします。
東京都の場合は「愛の手帳」といい、等級は1度(最重度)~4度(軽度)で表されています。
- 1度:最重度(おおむねIQ19以下)
- 2度:重度(おおむねIQ20~34)
- 3度:中度(おおむねIQ35~49)
- 4度:軽度(おおむねIQ50~75。)←70以下と規定している自治体もあり
また、支援内容自体も自治体ごとに違うので、お住まいの自治体でどのような支援を受けられるのか一度調べてみてください。
療育手帳の取得方法
取得の方法ですが、
- 申請(申請書・写真・印鑑が必要でした。市に電話で問い合わせてみると、とても親切に教えてくださいます)
- 知能検査(柚樹の場合児童相談所に行きました。)
- 判定(知能検査をしてもらったところで、説明を受けました。)
- 療育手帳取得
という流れでした。
療育手帳を持つということ
柚樹の場合、児童デイサービスを受けることが目的だったのですが、そういった療育を受けたいと思う場合には、やはりあると非常に便利な物です。
柚樹はB2判定だったので、児童デイサービス以外にあまり使えませんでしたが、時々遊びに行った先で療育手帳を持っていると本人と付き添う1人が無料なんていう事が書かれていて、「ああ!持ってくればよかった」と悔しい思いをしたことがあります(^^;
持っていると、便利なことがたくさんあるのですが…
療育手帳を持つこと自体に抵抗感を持っている方もいらっしゃるようですね。
市役所の人に「療育手帳がほしいです」と伝えた時に、市の担当の方がそんなようなお話をしてくださいました。
たしかに、手帳を持つことで、かわいい我が子が「知的障害児」だと認定されてしまう訳ですから、なんだかダメの烙印を押されてしまったような気になってしまうのかなぁと思います。
そんな烙印は確かに悲しいですよね。
今はたまたまちょっと調子が悪くて、実力が出し切れなかったけれど、もう少しすればきっとみんなに追いつくはず。。。
そう思いたい。
私もずーっとそんな思いとの戦いでした。
全然心配なかったねなんて笑い合う夢をよく見ていたっていう事も以前書いたくらい(^^;
でも、私はある意味開き直っていて、
今はできないけど、きっとできる時が来る!
だから今は療育!!
って思っていたわけで。
我が家の場合、とにかく療育を受けるための手段としてr療育手帳を取得したので、取得できたときは本当にうれしくて、いろんな人に取れたよ~と自慢して回っていました。
だから、療育手帳=ダメの烙印だなんて考えたことはまったくなかったんですが。
とにかく、これで療育が受けられるという、その事実がうれしくて!!
デイサービスの所長さんに「とうとう取れましたぁ」と、療育手帳を見せながら嬉々として伝えたら、「こんなにうれしそうに療育手帳を見せてくれた人ははじめてだ。」と笑われてしまったくらいです。
要は考え方、とらえ方次第なんですよね。
私は療育手帳は利用するためのものだと思っています。
我が子の能力にレッテルを貼るものでは決してない!!
療育手帳を持つことで不利になることは全くなかった
実際療育手帳を持っていて困った事は1度もありませんでしたし、実は柚樹は2年後の更新時には知能が伸びてしまっていたために、継続することができませんでした。
療育手帳を持っている人には、市も手厚く支援しなくてはならずお金もかかるので、変な言い方ですが、その資格を失った人はさっさと切られてしまうんですね(^^;
親よりも長生きする子どもの支援体制ですから、最悪のケースを想定して、できるかぎり、柚樹が困らないような支援を構築しておきたいと考えていました。
柚樹の場合は予想外の伸びで、その計画は失敗に終わってしまったわけですが…。
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