片足立ち・腹筋、言葉の理解力を育む取り組み
こんにちは。
ずぼら母ちゃんこと渡辺さつきです。
さて、今日は簡易版JMAPの結果を受けて、家庭でがんばったことについてお話ししたいと思います。
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年少さん夏休み以降の課題
前回の記事で、「片足立ち」「背臥位屈曲」をできるようにすること、言葉でのみ指示をして理解できるようにさせることを、最重要課題にしたという事はお伝えしました。
もちろん訓練といっても、我慢のきかない自閉症スペクトラムの3歳児に対する取り組みですので、遊びの中や柚樹にとって興味があることで習得させることが主になっていました。
片足立ちの練習
今までの家庭での取り組みの中で、まねっこは少しずつできるようになってきていたので、まねっこ遊びをしながら、「片足立ち」は取り組んできました。
たとえば、
- 片足立ちになって指を組んで「忍者!」
- 両手を広げて片足立ちになって「ひこうきブーン」
- 両手を持ってあげて、ケンケンケン・・・
そういう感じです。
はじめのうちはうまくできませんが、それでも、「上手上手!」と褒めてあげながら遊ぶと結構乗ってくるものです。
とにかく、柚樹が興味を持つ遊びのうちで、練習になりそうなことを探して、ちょっとずつちょっとずつやらせるといった感じでした。
片足立ちができるようになってからは、どっちが長く片足で立っていられるかなどの競争もしました。
「背臥位屈曲」の訓練
「背臥位屈曲(いわゆる腹筋)」は、そのままの形で練習するとあまりにもストイックになりすぎるので、これは、普段のいろいろな遊びの中で間接的に鍛えていくことにしました。
たとえば、
- 鉄棒にぶら下がってブーランブーランと自分で揺れる
- 私と柚樹で向かい合って両足を開いて座って、ギッタンバッコンとボート漕ぎをする
- 私やパパの体にしがみついて上に登っていく
- 大根抜きをする
こんな感じの、ちょっとでも全身の筋力アップにつながること、特におなかに力が入りそうなことをさせてました。
幸いにも柚樹の通っていた幼稚園は外遊びや体育遊びに力を入れていたので、幼稚園で生活する中で様々な身体能力はアップしていったように思います。
1週間に1回筋トレをするよりも、毎日毎日の遊びの中で知らず知らずに使っている筋肉の方が、幼児期においては特にバランス良く発達してくれるように感じました。
言葉のみの指示で理解する力を伸ばす
身振り手振りやアイコンタクトでのヒントを与えずに、言葉のみの指示で理解をさせていくことについては、
- 柚樹の好きなおもちゃで遊ぶ時に、そのおもちゃを取ってきてとお願いする
- お菓子を食べる時に、そのお菓子を持ってきてと頼む
- 飲み物を飲む時に、飲み物を持ってきてと頼む
といった感じで始めました。
はじめは1つだけ指定しますが、それができるようになったら2つ指定します。
たとえば、
- アンパンマンとしょくぱんまん、持ってきて
- 赤いボールと青いボール持ってきて
- おせんべいとチョコレート持ってきて
のような感じです。
それができるようになったら3つに増やしたり、同じような物の中から、2~3つくらいの特徴を指定して選ばせるなど、バリエーションを広げていきました。
たとえば、積み木の中から、「ピンクの三角と水色の四角、持ってきて」のような感じ。
とにかく、簡単な物から徐々に複雑にしていきました。
これらの取り組みは、言葉を理解するだけではなく、短期記憶をつけさせるのにも役立ちます。
私は最近非常に記憶力が衰えてきているので、とてもよく実感できるのですが、何かをするときには、やはりちょっとした記憶力というのがとても大事で。。。
言葉を理解した後に、それをイメージ化してしばらくの間記憶にとどめておかなくては、指定の物を持ってくるという事は出来ないんですよね。
柚樹の場合は、持ってくるとその後に好きな遊びができる、美味しい物が食べられたり、飲めたりするという事をご褒美として、楽しく取り組んでいきました。
苦手なことも、回数こなすと力になる
こうした取り組みは、やはり毎日毎日の積み重ねが効果的。
一朝一夕には発達は進んではいきませんが、それでも一歩一歩確実に言葉による理解能力は進んでいきました。
幼稚園での同年代の子どもとの関わりの中で伸びてくる面もあるでしょうし、先生との関わりの中で伸びてくるものも、もちろんあるでしょう。
でも、家庭で意図を持って少しずつステップアップしながら練習する事って、本当にすごい力になるんです。
今思い起こすと、我ながら頑張っていたなあと思います(^^)
当時は必死でしたし、柚樹がどんどんできるようになるのが楽しくて、苦労と思ったことはないですが、今こうして当時の記録を振り返ると、ずぼらな私にしては良くやっていたなぁと、まじめに思っちゃいます(笑笑)
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