コミック会話を活用したらコミュニケーションが楽になった
こんにちは。
ずぼら母ちゃんこと渡辺さつきです。
今回は、コミュニケーションをスムーズにする、コミック会話についてお話ししたいと思います。
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コミック会話って、どんなもの?
コミック会話はキャロル・グレイさんが発表した、自閉症スペクトラムのある子どもたちへのコミュニケーション支援方法です。
キャロル・グレイさんは、ほかに「ソーシャル・ストーリー」も発表されていて、このソーシャルストーリーもとても有名です。
自閉症スペクトラムのある子どもたちは、うまく状況を理解できなかったり、周りの人たちと違った捉え方をしてしまうことがあるのですが、そうした困っている状況を言葉で表現して、周りに説明するのが苦手です。
そのことが原因で、何を考えているのかわからない、とか、どうしてこんな行動を取るのかわからない、と周りを困惑させてしまうこともしばしばです。
このコミック会話は、自閉症スペクトラムのあるお子さんが、今どんなことに困っているのか、どんなことを考えているのかを理解する手助けをしてくれます。
また、時には、周りで起こっている状況を的確に伝えるための手段としても、使うことができます。
コミック会話の手法を使うことで、コミュニケーションをスムーズに取ることができるようになり、お互いの理解が進みます。
コミック会話の具体的な方法
いわゆる棒人間のような人間を描き、その人が言ったことを吹き出しの中に書くといった方法で状況を説明します。
ですので、棒人間を描けること、文字をある程度自由にかけるようになっていることが前提となります。
ただ、やはり自閉症スペクトラムのあるお子さんへの支援方法ということなので、いわゆるマンガを描くというのとは、根本的に違います。
いきなりこのコミック会話の方法で会話をすることは難しいので、やはり練習が必要となってきます。
練習は、普段の会話をコミック会話を使ってすることで行います。
たとえば、
今日幼稚園や保育園または、学校でどんなことをしたの?
みたいな、普通の日常会話です。
こうして、普段から日常会話にコミック会話を使っておくことで、なにか困ったことがあった時にも、コミック会話を使って、スムーズに状況を説明できるようにしておくわけです。
基本的にコミック会話は、自閉症スペクトラムのあるお子さんが、自分の気持ちなどを説明するために使うので、主に描くのはお子さんです。
練習段階では、パパさん・ママさんが質問をしながら、コミック会話を書き上げていくことになりますが、慣れて書き方がわかれば、お子さん一人でも表現することができるようになります。
会話ですので、お子さんが書き、パパさん・ママさんが書き、・・・と、続けていくことで、お互いの理解を深めていきます。
ノートを使うか、ホワイトボードを使うかなどや、どのような筆記具を使うかなどは、様々なものを試してみて、一番やり易かったものでいいと思います。
ただ、筆記具に関しては、色で感情的な表現をするので、何色かの色のある筆記具を用意しておきます。
我が家では、ノートに色鉛筆、場合によっては水性ペンなどを使っていました。
コミック会話が合えば、非常に役に立つツールになる
柚樹の場合は、以前の記事でお伝えしたことがあるように、話し言葉より先に文字に興味を持つタイプだったので、コミック会話は非常に分かりやすかったようです。
柚樹自身が今の状況を周りに伝えられることでストレスが少なくなり、周りの私達にとっても、柚樹の考えていることがわかることで、その時にどんなサポートをすればよいのかがわかったので、本当に助かりました。
柚樹のように、視覚優位のお子さんには適している方法だと思います。
コミック会話の方法が合えば、かなり気持ちの面で楽になります。
絶対とは言い切れないのが申し訳ありませんが、試して見る価値はあると思います!
コミック会話に興味があったら、この記事でに書いてあることをやってみるのではなくて、必ずコミック会話についての本を読んでから練習を行ってください。
なんとなくでやり始めると、かえって良くない結果になってしまうと思います。
この記事には書いていない重要な情報もたくさん書いてあるので、是非読んでみてくださいね。
キャロル・グレイさんが発表した、ソーシャル・ストーリーについては、次回お話したいと思います。
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