診断でことばがけが変わる!力が伸びる!!
こんにちは
40代専業主婦のずぼら母ちゃんこと渡辺さつきです。
今日は診断後の心境の変化についてお話したいと思います。
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興味を持っているものが違ったという衝撃の事実
実際にお医者さんから自閉症スペクトラムですよと診断されて、何が変わったか。
もう、全てです(笑)。
全部が新しく見えた、という感じ。
違う角度からの視点を獲得すると、こんなにも違う考え方ができるんだ!
目から鱗とは、まさにこのこと!と、まじめに感動した事を覚えてます。
例えば、
柚樹は絵本が好きで、よく絵本を開いていました。私も絵本は大好きなので、いろいろ買ってあげて、一緒に見ていました。
「ほーら、ワンちゃんだよ。ワンワンって。かわいいね~。」
柚樹は二人目の子どもだったので、上の子に語りかけたように、絵本の絵を指さしながら話しかけます。
でも、なぜか柚樹は、絵ではなく文字を指さして喜んでいるような…
また、散歩で道を歩くと、停まっている車に反応。男の子だからね、なんて思っていると、
ん?ナンバープレートに興味を示している?
そう。周りの大人は“普通”小さい子は、絵とか物とかに興味を示すって、そういう枠組みで小さい子どもを見ているから、まさか文字や記号に興味を持っているなんてこと、考えもしないんですよね。“普通”の子どもならいいんです、それで。圧倒的多数の子は“普通”に絵や物に興味を示すのだから。
でも、柚樹は違った。
かわいい絵とか自動車なんて見てなかった。
見ていたのは、文字や記号。
柚樹が“い”という文字を指さして喜んでいる時に、のんきな私は
「ワンワンだよ~」
なんて言っているんだから、柚樹の頭に入るわけがなかったんです(汗)
ことばがけを変えるとこんなに変わる
柚樹との関わりの中で、今まで何となく感じていた違和感。
はっきり表現することができなかった、なんとなくしっくりこなかった感じ。
そんなモヤモヤ感が自閉症スペクトラムという視点を与えてもらっただけで、パーっとはれちゃいました。
今までの思い込みが、柚樹の成長のスピードを遅くしているんだ!
柚樹には柚樹の興味がある。
私は柚樹の視線の先をしっかり追って、柚樹の見ているものを見ればいい!
そうだ!私が柚樹の興味に合わせればいいんだ!!
今まで子どもの興味に合わせずに、ことばがけをしていたという訳ではなかったのですが、思い込みが邪魔をして、結果的にズレたことばがけをしていたんですね。
この事に気付いたことは大きかった。
子どもにとことん寄り添う
こうして、私と柚樹との新しい生活がスタートしました。
子どもの興味に寄り添うと子どもが伸びる
柚樹の見ているものに合わせてのことばがけは、柚樹の世界を急激に広げていきました。
文字が好きだった柚樹は、頭の中にどんどん文字をインプットしていきました。
ひらがな、カタカナを、絵本から拾って読んでいきます。
散歩に行ったり、車で移動したりするときには、看板などをご機嫌で読み上げていきます。
数字も読めるようになり、具体物や紙に書いた円などとの1対1対応で数えて、数字と結びつけることもできるようになりました。
読めるとほめられて、それもうれしい。
外に出ると、はりきって満面の笑顔でしっかり指をさしながら、大き~な声で
「アコ○!!」「レ○ク!!」
目立つんですよね、あの看板(笑)
出かけると必ず見つけてしまう看板。
よりによって…と若干へこみながらも、
「ア○ムだね。すごい、すごい。」「レイ○だね。よく読めたね!!」
なんて、ほめちぎってました。
どこかで静かに座って待っていなくてはならない時には、この柚樹の趣味は大いに利用できました。
何も準備していかないと、様々な物に興味を示して歩き回ってしまったり、目についた物をいじってしまったりと、困った行動をすることもしばしばだったのですが、それを簡単に解消する事が出来たのです。
それは、単語帳。単語帳に黒丸をいくつか書いて裏に数を書いておいたり、ひらがなやカタカナを書いておいたりして、待っている間にそれを見せるのです。
そうすると、あら不思議!
きちんと、私の隣に座って、「5! 9! か! モ!」などと喜んで読んでくれるのです。
この単語帳は少しずつレベルアップしていき、文字だけではなく単語も加えていきました。
「あら、すごいわね。」なんて、近くに座っている方から言われたこともあります。
きっと、ものすごい教育ママゴンだと思われたんだろうなと、少し恥ずかしく感じることもありましたが、
だって仕方ないじゃん、この子はこれが好きなんだもん
開き直って考えられるようになったのも、診断をもらったおかげ。
気持ちが軽く軽くなって、いろいろな事をそのまま楽しめるようになりました。
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